熊本市管工事協同組合青年部部会長の三浦でございます。
管工事組合と言うのは、熊本市の水道工事店(136社)で作る組合で、その中で青年部とは、若手を中心としたメンバー46社49名で構成しています。
私たちの仕事は、道路の下に埋設してある水道本管から皆様のご家庭の洗面所やお風呂、台所の蛇口まで安心、安全な水を届けるまでの配管工事や修理など水道工事全般の仕事をしています。
熊本市は、67万市民の水道資源を100%天然地下水でまかなっており蛇口をひねればおいしい天然水が出てきます。
このおいしい熊本の水が年々地下水の水位が低下し、水質の面でも悪化の状況にあるなど地下水を取り巻く環境が、危機に直面していると聞き、日々水に携わる仕事をしている私たちは、私たちにしか出来ない、私たちがしなければならないと言う思いから市内の公園、小学校にボランティアとして、節水コマを取り付ける活動を始めました。節水コマを蛇口に取り付ける事により通常のコマより流水量を抑えることが出来ます。これまで小学校13校、公園210ヶ所の水栓を取替えました。
小学校では、昨年より熊本市水保全課様ご協力のもと、授業に参加させてもらい子供たちに接し、節水コマに関することや節水に対する意識向上など呼びかけも行いました。又、公園では今年から節水プレートを蛇口にかけ節水を呼びかけています。
今後は、熊本市内全ての小学校、公園に節水コマを設置し、熊本のおいし水を未来の子供たちに残していけるよう努力し、又、私たちも蛇口をひねれば安心、安全なおいしい熊本の水をお届けできるよう努力していきます。
本日、このような歴史あるまた、すばらしい賞を受賞させていただいたことに感謝申し上げ、この賞に恥じぬようこれからもがんばってまいります。ありがとうございました。
(愛護賞とは)
長野吉彰理事長(当時肥後銀行頭取)の「熊本の質量ともに日本一の地下水を子や孫に残そう」との提唱により、昭和62年4月熊本日日新聞社との共済により始まった顕彰事業です。
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